焦点:映画館に存亡の危機か、ネット配信に揺れるハリウッド
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注目のコメント
映画がDVDで販売されたりネット配信されるまでの期間が短くなってしまったために、映画館に存亡の危機が訪れているとの指摘ですけど、大画面で観る迫力、音響に配慮して設置されたスピーカーによる音の臨場感という、映画館にしかない強みもありますから、そうそう映画館は廃れないと、私のような古いタイプの人間は考えてしまいます。日本で言うと近年の映画館は、座席を改善し、観客がどの座席位置で観賞するかを自由に選べるようにして、飲食メニューもグッズ販売も充実を図っていますし、大型複合商業施設の中に作られる映画館も多いので、映画の前後にレストランやカフェが利用しやすく、魅力は増していると感じますから、映画上映後の商品化を遅らせるようなことをしなくても、映画館での上映とDVD・ネット配信での販売はきちんと両立できるし、実際に両立していると私は考えます。
Netflix=個人的空間
映画館=共有空間
と考えると面白い。
つまり、単に映画を観る場所をネットが奪うという話ではなく、見る人の価値観が変わってきたということ。
「映画は誰かと見に行く」というのが従来の価値観だったとすれば、今は個人の可処分時間を満たすものとして映画を観るし、共有はSNSでシェアできればそれでいいわけだ。
(もちろんそうでない人もいる)
なのでたとえ映画館がこの流れに逆らったとしても焼け石に水で、今の価値観に合わせた変化を映画館側も模索していかなければならないと思う。
例えば、映画館での映画鑑賞がSNSで共有したくなるような仕掛けを作るとか。
配信時期との差別化だけでは不十分でしょう。
私は映画も映画館も大好きなのでこれからも足を運ぶことは間違いありませんが、従来の枠に捉われずどんどん進化していってくれたらそれはそれで嬉しいですね。面白いですね。映画会社がネット配信に軸足を移すほど劇場公開の期間が短くなり映画館は困ると言う話のようです。
しかし大スクリーンで映画をみたい消費者、映画館でコンテンツを流したいコンテンツメーカー、ライブビューイングなどを劇場の大画面で楽しみたい消費者は確実にいるはずなので、映画館は生き残る気がしますがどうでしょうか。