大和ハウス、2千棟違法恐れ 耐火性や基礎構造に仕様不適合
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注目のコメント
大和ハウス、お前もか。。
問題は2つ。
①防火安全性が不十分な恐れが73棟
②柱の仕様(独立基礎の高さ)の不適合が1,878棟
①の改修費用見積額は約1億円。
②の改修費用見積額は、これから協議を行うため不明。業績下方修正の可能性もあります。
https://www.daiwahouse.com/about/release/house/pdf/release_20190412.pdfレオパレスの際にもコメントしましたが、建設工事に関しては、こうした「仕様不適合」があるのが、ある意味で前提となっています。
こうした「仕様不適合」が起こらないように、建築士の資格や制度があるのです。
具体的には、「工事監理」(図面どおりに施工されているかどうかを確認することです。「工事管理」ではありません)を担当していた建築士は何をしていたのか、ということです。
レオパレスの場合は、レオパレス自身が一級建築事務所の登録をしていました。このため、社内のチェック体制が甘かった、という分かりやすい構図となっていました。
ところが、大和ハウスの場合は、HPを拝見する限りでは、一級建築事務所の登録はないようです。
・会社概要|会社情報|企業情報|大和ハウス工業
https://www.daiwahouse.co.jp/company/outline/index.html
さて、一体どこの建築士事務所が工事監理を担当していたのでしょうか?検索すると、いろいろ出てきて、こちらはこちらで深い事情があるようですが…2年アフター、私が理事長やっている当マンションで5000件くらい不具合あったよ。売主は一流です。下請けに依存してるから個別の瑕疵を認識できないのは、仕方ないんだよね。売主と契約している建築者が提供するアフターサービスというのは報告でまとめたんだけど「不具合および瑕疵の先送りサービス」という側面が少なからずある。よって、住民の修繕積立金を法的責任の2年が完了したあとに消費するというスキームになっている。これじゃ何も、「サービス」になっとらん。
ただ、住宅瑕疵担保責任法が提示するように構造部分は10年、見えざる瑕疵については一生なので、まあ住民やオーナーにとっては発見できてよかったですね。これからも、どんどん出ると思うんだよな。