[9日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>が9日発表した2019年1ー3月期の受注数は95機と、前年同期の180機から半分近くに減少した。また新型機「737MAX」は墜落事故が響き、3月の受注がゼロになった。

四半期の引き渡し数は前年同期比19%減の149機。737型機は約3割落ち込んだ。737MAX型機の3月の引き渡し数は11機にとどまった。

737MAX型機を巡っては2件の墜落事故を受け世界中で運航停止に追い込まれている。ボーイングは5日、737型機の月間製造数を今月半ば以降、現行の52機から42機に2割近く減らすと表明している。

ゴールドマン・サックスは737MAX型機について、今4―6月期の引き渡しはゼロになるほか、6月のパリ航空ショーでの受注も困難との見方を示した。