中国、ビットコインのマイニング禁止検討

［上海　９日　ロイター］ - 中国国家発展改革委員会（ＮＤＲＣ）が、ビットコインのマイニング（採掘）を禁止することを検討していることが明らかになった。

ＮＤＲＣは８日、当局が推進、制限、もしくは禁止を望んでいる産業リストの改訂版（草案）を公表。リストは２０１１年に最初に公開され、今回の改訂版については５月７日まで一般から意見を募るという。

改訂版のリストには、当局が禁止を望んでいる４５０超の活動に、ビットコインを含む仮想通貨のマイニングが追加された。

改訂版は、ビットコインのマイニングを禁止するスケジュールやその方法については言及しておらず、即時の禁止を意味するとみられる。

中国は２０１７年以降、イニシャル・コイン・オファリング（ＩＣＯ）の禁止や国内の仮想通貨取引所の閉鎖などに踏み切っており、仮想通貨セクターへの圧力を強めている。

コメント

注目のコメント

• 坂井 豊貴

  慶應義塾大学 経済学部 教授

  ・2019年04月10日

  ニュースの詳細は不明ですが、これでビットコインのエコシステムに問題が起こるとは思えません。かりにマイナーが減っても、それに伴いPoWの難度が下がるよう調整されるので、ブロックチェーンはこれまでと同ペースで（平均して１０分に１ブロックずつ）伸び続けます。
  
  なお、マイニングの難度がビットコインの価格を支えているわけではないです。それを決めるのはあくまで市場。
• 陳 言

  日本企業（中国）研究院 執行院長

  ・2019年04月09日

  当然だと思う。
  中国国内でマイニングして、大量の仮想通貨を作っていき、しかも作った通貨で世界金融市場を混乱させていく。
  中国はそのようなマイニングを禁止して結構。
  携帯などでの支払いが立ち遅れている日本には、マイニングのチャンスを与えるべき。
• 高口 康太

  フリー ジャーナリスト

  ・2019年04月09日

  正直これだけではなんとも。
  マイニング、マイニングマシーン製造は一定規模の産業になっている上、仮想通貨の投機と違い、中国経済の秩序をたいして乱すものではないので、禁止する理由がたいして見あたらないというか。
  
  仮想通貨価格の急落で、大損こいた人が出たので、虚業扱いを受けた、とかでしょうか。もう少し情報欲しいですね