【マリッサ・メイヤー】なぜGoogleのデザインをシンプルにしたか
華やかな外見とは裏腹に、徹底的に技術オタクなメイヤーに「Masters of Scale(マスターズ・オブ・スケール)」のリード・ホフマン氏がスケール戦略を聞いた(インタビューが行われたのは18年4月24日)。
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googleの一番の強みは、やはり「データ」を重視していること。
実際のユーザが使用したデータからのインサイトこそが、ユーザが求めているものを理解できる。
たしかに観察は大事だし、マーケットトレンドもアンケート調査もインサイトはある。でも、どれもそのインサイトは推測に過ぎないし、実際のユーザではない。
ユーザに使ってもらって、アクションをしてもらう。そのデータにこそもっとも価値があり、そこからこそもっともインサイトが得られるものだ。
だからとにかく早く作って、早くリリースすることが大事なのだ。
QX:
"必要なのは意見じゃない。データだ"
"君にはアーティスティックな判断をしてもらいたいわけじゃないんだ"
"とにかくデータを重視してくれ"
"ユーザーからのフィードバックをプログラムに反映させたい"
"デザインで重要なのは書体やグラフィックだけでなく、エクスペリエンス"
コンピューターサイエンスの前に、
シンボリックシステムズを勉強していたからこそ、
ハードとソフトの橋渡しとしてシンプルな答えを提示できたこと。
その専門性があって、今ではデザインにおいて可読性と判読性、視認性に関して
当たり前のように認知されている書体ごとの使い分けをデータを読み解いて
発見したことは大きな意味を持ちます。
理論立てて人に伝わる形を見出すことがアートとデザインの大きな境界になる訳で、
そしてメイヤーがウルズの「君にはアーティスティックな判断をしてもらいたいわけ
じゃないんだ」「とにかくデータを重視してくれ」という言葉を心に
刻んでいたことが逆に芸術的ともいえるシンプルなデザインに行きついたのは
大変参考になります。
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