新卒の面接で「弊社が第一志望ですか?」と聞くことに、どれだけの意味があるのだろう。
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注目のコメント
一次・二次面接くらいまでは以下のように回答していましたね。「第一志望ですか?」という質問より、「なぜうちなの?」という聞かれ方だったと記憶しています。
「自分は商社という業態に興味を持ったので、現時点では分かりません。そもそも自分は会社で働いた経験がなく、従って自分のどんな所が強みとなるのか、活かせるのかも分からない。その上で自分にできることは、できる限り多くの方と会って自分の考えを伝えて、それがどう受け止められるかを肌で感じて、その上でどこが自分に一番合うのかを選択すること。だから今この面接の場にいるんです」と。
こう答えて落とされた所はありませんでした。
三次面接以降はさすがに「分かんないっす」とは言えない、というかOB訪問や面接を通じて自分なりに感じるものが出てくるので、思ったことを答えていました。基本は本音です。建前で万が一通ってしまって結果的に合わなくて辞めることになったらそれこそお互いに超絶不幸ですからね。
過去Pick
https://newspicks.com/news/2866665企業にとって面接の目的は大きく分けて
・見極め(評価)
・魅力付け
の2つです。
そして見極めもいくつか分けられます。
①能力
②文化適合
③入社確度
私は③入社確度を面接で評価して合否に使う企業では働いたことはないですが、理屈や事情は分かります。
・採用オペレーションの効率化
・数字を正しく読みたい
・後で「何で志望度低いのに役員面接させたんだ!役員の時間が無駄だろ!」って怒られないように
など。
だから能力や文化適合など「入社後の活躍」の観点で言えば、志望度に関する質問は意味はないと言えます。一方、採用担当者としては聞きたい質問だったりもします。これをどう評価するかは人によると思います。その質問に対する”回答”自体に1ミリの意味もないとは思いますが、質問自体に意味がないとは言い難いですね。この質問に限らず、極端な話、どんな質問でもいいと思ってます。そもそも、見るべきところは、さまざまな質問に対する回答そのものでなく、その回答から掘り下げたやりとりの中でその人物の思考力や構造化する能力等が計れますからね。