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南シナ海、フィリピン支配域に大量の中国船 民兵も乗船か

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国は、領土問題について譲歩することはありません。中国は、核心的利益とその他の利益を明確に分けています。その他の利益については、米国との貿易戦争の中で中国が見せているように、譲歩することができるのです。
    一方で、核心的利益については、譲歩することができません。中国は、統一を目指す台湾や独立運動があるチベットに加え、南シナ海も核心的利益と呼んでいます。中国にとって、南シナ海の支配は、自国の安全保障上、欠くことのできないものなのです。
    大量の民間船を使って支配しようとする海域を埋め尽くし、それらを漁業等の「経済活動」と称して、この「経済活動」を管理するために海警局(コーストガード)の巡視船がパトロールし、さらにその外側に海軍の艦艇が控える、というのは、2013年に中国海軍少将が提唱した「キャベツ戦略」です。
    2016年8月上旬には、尖閣諸島周辺海域にも約400隻の漁船が押し寄せ、多数の海警局等の巡視船が活動しました。中国は、尖閣諸島も核心的利益だとしています。日本にとっても、南シナ海で起こっていることは、他人事ではありません。日本にエネルギー資源等の海上輸送路が脅かされるだけでなく、同様のことが尖閣諸島周辺海域でも起こり得るからです。
    中国が南シナ海をコントロールしたいと考えるのは、中国防衛のために戦略的縦深性を確保したいということ、マラッカ海峡を米軍に封鎖されないこと、戦略原潜による戦略パトロールを米海軍に邪魔されないこと、などいくつかの理由があります。
    必要性があると考える限り、仲裁裁判所の司法判断がどうであろうと、中国が南シナ海のコントロールを諦めることはありません。中国は、東南アジア諸国の抵抗を少なくするために融和的な姿勢をとってきましたが、最終的には、対立せざるを得ないのです。


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