【最終話・インスタ創業者】インターネットをもっと優しい場所に

2019/4/29
2010年に設立、12年にフェイスブックに10億ドル買収され、18年には世界ユーザー数が1億人を超えるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのインスタグラムは、いったいどのように生まれたのか。

「Masters of Scale(マスターズ・オブ・スケール)」のリード・ホフマン氏が、18年9月にCEO退任を電撃発表したケビン・シストロム氏に、創業当初の話を聞いた(インタビューが行われたのは18年5月)。
Listen to Masters of Scale at applepodcasts.com/mastersofscale and follow us Twitter.com/mastersofscale.
ホフマン インスタグラムの最近の取り組みについて教えてください。
シストロム 実は最近、「インターネットをもっと優しい場所にしよう」という活動を始めました。
起業家として、「世界に美しい写真を残したい」という目標を持つのは素晴らしいことなのですが、私はそれ以上を目指したいと思っています。
あるとき共同創業者のマイクと、インスタグラムとしてどんなレガシーを残したいかという話をしました。
(写真:CHRISTIE HEMM KLOK//The New York Times)
確かにインスタグラムは、多くのユーザーがいて、多くの利益もあげていて、大きな成功を収めています。