アップルがジョブズを失っても史上初の1兆ドル企業になれた理由
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注目のコメント
利益が出る企業はこうしたビジネスモデルのバランスが良いことだと思います。どうやればプロモーションから最短で在庫を売り切り利益を確定させ、追加受注で更なる利益を積みますのか。
続きは本を買ってね、というお話。
ティム以降のAppleで特徴的なのは、誠実さを強調するようになった事。ただ他の企業と本質的に違うのは顧客利益の捉え方で、一般的には顧客のニーズやシーズをマーケティングによって吸い上げて可能な限り早く安く製品やサービスとして実現する事と捉えられるが、Appleの場合は違う。
Appleが目指す誠実さとは、顧客が望むかどうかに拘らず顧客(人間、と置き換えてもいいかもしれない)のライフスタイルがこうあるべきというポリシーとそれを実現する為の製品開発が主眼に置かれているという事。そしてそのポリシーというのは「リベラルアーツとテクノロジーの交差点にある企業」というものです。
一見単純な美辞麗句に思えるが、ジョブズが生前にAppleに対して打った大きなくさびであり、現在の製品やサービスに至るまで貫かれているコンセプトです。どんなに悪評され株価が乱高下しようとも、それが正解かどうかはAppleがあらゆる場面で起こすアクションの結果がそれを示しています。
少なくともティムがCEOでいるうちは、顧客のデータは自社の利益に使う事はないだろうし、他者に提供する事もないだろうし、これからリリースされる製品はより我々のデジタルなライフスタイルを突然の不利益から守ってくれるように進化してくれると信じさせてくれます。
以上、宣教師の戯言でした。