「がんばれ」より「無理をしないで」と言える社会を 相手に伝わってしまう言葉の「裏のメッセージ」
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出口やゴールが見えていれば「頑張れ」。見えていなければ「無理しないで」。と使い分ければいいのではないでしょうか。
スポーツで、あと1km、あと1分、あと1アウト「頑張れ」。これは出口やゴールが見えている。
一方で、競泳の萩野選手のように、メンタル不調で苦悩し、先が見えない状態の人に「頑張れ」は酷。「無理しないで」と声をかけたいところ。
同じように仕事でも、来週でPJ完了だから「頑張れ」、三年間の海外赴任「頑張れ」。これは出口やゴールが見えている。
一方で、職場で抑圧され人間関係に苦悩している。家族に介護が必要になり、仕事との両立で悩んでいる。こういった先が見えない状態には「無理しないで」と声をかけたい。「がんばれ」を悪いイメージにしない。
使い方次第です。もちろん精神的に追い込まれている人に「がんばれ」と言うのが良くないのは明白。
自ら「がんばる」と意識を高めている人には、どんどん「がんばれ」と言ってあげればいい。さらに元気になるから。
来年のオリンピックでも「がんばれ日本」が多く聞かれるはず。誰も「無理しないで日本」とは言わないでしょう。
酷な言葉にもなり、素敵な言葉にもなる「がんばれ」を上手に使える人になろう。