【図解】今、フェイスブックで起きていること

2019/3/16

ザック「腹心」の電撃退任

3月14日、米フェイスブックのチーフ・プロダクト・オフィサー(CPO)、クリス・コックス氏が退任することを発表した。
創業者マーク・ザッカーバーグ氏の後継者とも目されていた人物だけに、退任のニュースに大きな衝撃が走った。
コックス氏は、創業間もない2005年にエンジニアとして入社。2018年5月からはフェイスブックが提供する4つのメイン事業(Family of Apps)のトップとしてフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ、メッセンジャー部門を統括する役割を任され、「ザッカーバーグ氏を後継する準備では」との声も上がっていた。
コックス氏(左)とザッカーバーグ氏(右)(写真:Facebook)
そんな「ザックの腹心」であるコックス氏が退任する大きな要因と見られるのは、2019年3月頭にザッカーバーグ氏が発表した「フェイスブックの新たな方向性」だ。
フェイスブックは今後、知り合いにプレスリリース的な報告をする「パブリックなプラットフォーム」から、個人間のメッセージやすぐ消える(ephermeral)投稿などに注力する「プライベートなコミュニケーションプラットフォーム」を目指すというのだ。
ザッカーバーグ氏は、こうしたビジョンを実現するためにフェイスブックが「新たな章」に乗り出すにあたり、コックス氏は退任を決意したと説明している。
そこでNewsPicksは、今フェイスブックで何が起きているか、3つのポイントに整理してお伝えしたい。
①図解:経営体制のリシャッフル

②フェイスブック「旧章→新章」比較

③創業者辞任、インスタグラム新トップ直撃

①経営体制のリシャッフル