【図解】今、フェイスブックで起きていること
コメント
注目のコメント
いやー、面白かったです。CEOの下に、CPOを置くというのは今後の大きな流れの一つになるのでしょうか?
確かにフェイスブック・インスタのように、Cto Cでソフトウェアの大型の先行設備投資がいらない場合、ファイナンスに詳しい人間より「プロダクトに詳しい人」の方が優先度が高く、CEOの次に置く。というのは理にかなっている気もします。
わかりやすいし、示唆の多い、岡ゆづは記者の記事。
とてもとても勉強になりました。インスタの創業者、ワッツアップの創業者が去ったのに続いて、木曜夜に発表されたのはザックの腹心であるコックス氏の退任。折しも、ザックに近しいインスタの新トップが来日しているとあって、これからのフェイスブックについて直接疑問を投げかけてきました。
昨年〜今年にかけての組織再編からは、ザックの意図と経営幹部との食い違いが透けてみえます。図解で見やすくお送りします。SNSの利用が続くと、親密さの濃い現時点における友人の中に親密度合いの薄い「友人」が混ざり、ソーシャルグラフが飽和していくということは、SNS運営者であれば誰もが理解していることですし、今は亡きGoogle+が解こうとしていた課題でもあります。この点、Facebookは親密性の低い「友人」のポストが目に触れる機会を減らすことで、巧みにこうした課題をかわし続けてきましたが、いい加減、限界が来たということでしょうね。
2点目の「消える刹那的なもの」という方向性と併せて、既存SNSの課題解消に成功したのがSnapchatなのでしょう。
こうした2点についてはSNS進化の既定路線(むしろ今までよく保った)であり、驚きはありませんが、3点目の「相互利用の強化」については、サービスごとの特色を無効化するという点で、むしろマイナスに働くのではないかと考えます。
企業としたはサービス間で「シナジー」を効かすことが、合理的な判断に思えます。ですが、異なるサービスの統合、新しいサービスを廃れつつあるサービスに寄せることになり、既存サービスの負のレガシーも引きづることになりかねません。
卑近な例で言えば、家族や会社の同僚、今となってはどうでもいいかつての同級生といった「友人」を振り切って、せっかく新しいサービスに移っても、Facebookのサービスである以上、カルマのようにそうした人間関係が追いかけて来るということですからね。
社内でも十分に検討された結果ではあるのでしょうが、どうにも焦りを感じる意思決定に思えてなりませんし、長い目で見ると裏目に出るのではないかと感じる次第です。