激変する世界の自動車市場、競合するBMWとダイムラーの提携が示唆するもの
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分かりやすくいうとBMWとベンツの提携。AppleはギャップのCEOだったドレクスラーを迎えApple Storeを立ち上げることで、ガジェットメーカーからある種のファッションブランドになった。
この動きは、同じ事を自動車メーカーで実現するのを両社が諦めた事を意味する。なぜなら、これでブランドをとっかかりに事業領域を拡張する事はできなくなるからだ。
例えば、「メルセデス」が高級自動車ではなく、高級シェアリングサービスの象徴になれば、同社は他にも色々なシェアリング事業を展開できたはず。これでは事業拡張はできても、ブランド拡張はできない。
もちろんそれが間違っている、と断じているわけではなく、一つの観察眼として。そういう選択をしたのだな、と。昨年夏のNewsPicks特集「ベンツ解体新書」でダイムラーとBMWがモビリティサービスを統合する理由についてはダイムラーモビリティサービスのトップインタビューでたっぷりお届けましたが、動きの速さはさすがですね。
【独占解説】ベンツが狙う、“モビリティ界のアマゾン”とは何か
https://newspicks.com/news/3137634今の自動運転のフェーズは、「自動運転が技術的に可能だよね?」っていう確認フェーズから「自動運転とモビリティサービスをどう市場に投入し収益化するか?」というフェーズにうつってるのかなと。
そういう意味で、競合他社と手を組んで製品やシステムスケーラビリティをあげるのは、ある意味普通の選択。