TLTRO第3弾、準備に時間が必要=オーストリア中銀総裁
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注目のコメント
TLTRO IIIについては、記事が指摘する開始時期の問題に加えて、既存の実行分の借り換えを認めるかどうかや、貸出の増加に対する金利面でのインセンティブをどう設定するかといった重要なポイントが未決定です。
1月政策理事会では、執行部に対して技術的な細部の検討を急ぐように指示が出ていたことを考えると、今回の会合には執行部の案が提示されていた可能性が高いので、それでも決まらなかったということは、記事が指摘するように、なお意見の対立が残っているということだと思います。
域内国によって必要性が異なるといういつもの問題に加えて、今回は利上げ開始の時期に関する誤ったメッセージにならないようにする必要がある点で、前回のTLTROよりも設計が難しい面があります。