中南米特化の新ファンド設立 ソフトバンク、5千億円規模
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注目のコメント
ジオグラフィカル、デモグラフィカルに、テーマとして掲げるには違和感ありません。
しかしスキームとしては違和感があります。
ストラテジックな投資は本体から、その他のVC投資はビジョンファンドにまとめるのかと思ってたが、他に並行してテーマファンドが複数走るという事のよう。あるいは(これは伝統的VCでもあるが)ビジョンファンドは基幹のいわゆる号数ファンドで、これはニッチ特化のテーマファンドだ、という事か。
いずれにせよ、ビジョンファンドでこの前ブラジルの物流アグリゲータに投資しているので、リージョン整理、テーマ整理がコンフリクトしています。
ソフトバンクのコンフリクトは今に始まった話ではないものの、スキームに関してのみ言えばやや迷走している感はあります。中南米特化の古株ピッカーですがなにか?
追記:ちょっと真面目にコメントしておきます。
なんで中南米?って方もいると思います。でも実は中南米へのベンチャー投資は2017年から急増しています。
ソフトバンクだけじゃなく、シリコンバレーの有名どころやテンセントもすごい勢いで投資してます。
私は以下の理由により、このファンドは面白い所に目をつけたと思っています。
・中南米はICTの根幹となる通信、ネットインフラが他の途上国より整備されており、スマホの所有割合も比較的高い。
・格差社会ゆえ、医療、教育、金融サービスで、持てる者とそうでない者が受けているサービスに極端な差があり、その中間のセグメントを狙い、ICT技術を使ったビジネスモデルを編み出し易い。つまり、社会課題解決型ビジネスが生まれやすい。
・競争力を持った産業、例えば農業、水産業、鉱業などはその競争力をますます高めるための新技術導入に積極的。農薬の最適散布、鉱石採取・運搬の自動化、養殖魚の生育管理などなど・・・。南米に50億ドルのファンド!50億ドルですか。。。
またビジョンファンド同様、根こそぎ案件を拾っていくのでしょうか。