カンボジアより遅れている日本人のスマホ事情と高等教育の危機
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ポル・ポト政権時代の影響で若者主体の社会であること、自国語のアプリケーションがないため英語のアプリケーションを使わざるを得ないことなど、社会構造やニーズに必然的に誘導されている部分もあると思いますので、必ずしも日本が「遅れている」あるいは日本人の「危機」と言っていいのかはわかりません。ただ、国際社会において結果的に英語教育が進まない日本が置き去りにされてしまう可能性は否定はできません。
たしかに、トゥクトゥクがアプリで拾えたり、何より街中の人々の活気に溢れる様子には、驚かされたのも事実です。
これは医療業界でも同様で、自国語の教科書がありませんので、結果として英語の教科書を用いて勉強するしかなく、ほぼ全ての若手医師が英語が話せ、英語で仕事ができます。これは、英語での口語コミュニケーションがほぼ壊滅的な日本人医師とは対照的で、これまた医療の国際化において「遅れている」ように見えてしまう現状があります。
ただ、物事には様々な尺度があるもので、日本が「進んでいる」誇れる部分ももちろんたくさんあるわけですから、誇りと危機感の両方を持ちながら、カンボジアのような国とも互いに良いところを交換しあうことができればよいのでは、と考えています。中国や韓国はおろか、カンボジアなどの発展途上国ですら日本よりもスマホサービスが普及しているという事実。決済もそうですが、政府主導で強制的にシフトしていかないと、第4次産業革命において日本は本格的に「後進国」となってしまいます。