[議論]外資コンサルが「イケてるから就職しちゃった」人の末路 File1 外資系コンサルティングファーム(第4回)
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注目のコメント
"入山:ロジカルシンキングとデザインシンキングの違いって、哲学的に言うと還元主義と全体主義の違いだと思います。デザインシンキングが求められている背景は、還元主義とは真逆の方向性が必要だということでしょう。
近代の科学はだいたい分解していく方向です。ミクロ経済もそう。バラバラにして細かいメカニズムを把握しようとする。問題は、それをわっと組み合わせた時、全体としてまるっとひとつのパッケージになるのかというと、必ずしもそうではないこと。例えば物理の世界で、素粒子論を突き詰めても宇宙のメカニズムは説明できないのと同じで。"自分自身も出身企業について「どうしても〇×社に入社したいんですがどうしたら良いですか」みたいな相談を受けたことは何度かあります。
そういう相談をしてくる人というのはその会社の経営者のイメージや社風を魅力と感じて「その会社に入ること」をゴールとしてしまう傾向があり、時々大丈夫かなと思う事があります。
会社というのはあくまでやりたい「仕事」をするための「場」「ステージ」に過ぎないので、なぜその会社に入りたいのかの方を突き詰めることが大事です。経営者も社風も、外から見るのと中から見るのでは必ずギャップがあるものです。イケてると思って事業会社からコンサルファームに30代半ばで挑戦。
こんな感じの人が私の周りにも多いわけですが、戦略系ではなく総合系に移ってくるTier2のレベルには驚くことが多いです。
戦略とは異なり総合だと年功序列型なのでジョイン時の職位もSeniorだったりするわけですが、ソフトスキルのレベルがOJT以下ってことがよくあって、若手メンバーの不満の温床だったりします。(しかもUp or Outでもなくて成長圧力すらないからいつまで経っても変化なし)
異常です。