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トランプ大統領、米中通商合意に楽観的 「極めて近い」

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    中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授

    今回の米中貿易摩擦におけるアメリカの対中輸入に対する関税は、第一弾の340億ドル(818品目)に25%、第二弾の160億ドル(284品目)に対する25%、第三弾の2000億ドル(5745品目)に対する10%です。

    第三弾の10%は、もともと2019年1月に25%に引き上げ予定でした。いま交渉しているのは、この引き上げをせずに税率を据え置くというものです。

    つまり、今回合意に至ったとしても、これまでかけた関税はかわらず現状維持にすぎません。米中貿易摩擦の根本的解消にはかなりの時間を要すると思います。

    そして今後も関税撤廃に向けて交渉を継続し、中国から何らかの譲歩を引き出していくのでしょう。トランプ大統領のディール戦略ですね。

    日本としても、日米TAG交渉を控えていますが、かなりタフな交渉となることが予想されます。


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    高知さんさんテレビ 専務取締役

    3月1日をいったん保留しておいて、まずは米朝首脳会談で、北から何らかの「成果」を引き出す。世界中に大見得を切った後、米中では見せかけの着地点を披露して、これまた世界中にドヤ顔。これがトランプ大統領の大統領選に向けた戦略、というかやりたいことではないのか。


  • みずほ総合研究所 欧米調査部長

    ここまで決裂無しを織り込ませてしまうと、ここからの逆戻りは代償が大き過ぎる領域に入ってきましたね。


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