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IBMの研究チームが開発した新時代のリサイクル技術!洗浄・分別不要でPET再生を可能にする「VolCat」が話題に

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注目のコメント

  • プラントエンジ 化学工学

    下記URLの32分ぐらいからのプレゼンで発表しています。
    https://www.ibm.com/events/think/watch/replay/120153119/
    記事だけでは、分かりづらく、動画でも詳しいことは述べられていませんね。catalystと言っているので、生物学的処理とかではなく、化学的処理なようです。生物学的処理ならenzymeとかが一般的だと思われるので。ペットボトル以外のプラでも、一緒にリサイクルできるかのようにプレゼンして、モノマーまで分解すると言っていますが、そこまで行くと、モノマーも混合物になって出てくるのか、など疑問点は残ります。個人的にはIBMが、こんなリサイクル技術自体を研究していることに驚きです。
    ちなみに、本記事とは関係ないですが、日本企業であれば、昭和電工が、廃プラを水素と二酸化炭素まで分解して、アンモニアを作ったり、ホテルの燃料電池用燃料にしています。
    http://www.sdk.co.jp/news/2018/26977.html
    そして、この技術は、宇部興産と荏原製作所がNEDOプロで開発したプロセスです。2003年。
    https://www.sdk.co.jp/kpr/method.html


  • 無職

    IBMのプレゼンを見る限り,別段目新しい技術を用いていないです。数十年前に応用化学科を卒業した僕でも分かる程度の古典的な技術です。

    触媒と言っているのは,そこそこ高価ですが普通に手に入る有機アミン(アルカリ性)です。で,PETはアルカリ性物質で分解できます。

    なお今回の方法は
    ・バイオ(生物学的な分解)ではないです
    ・他のプラスチック(PETのフタ・ラベル,コンビニ袋など)や紙などはこの方法では分解できないので,そのまま濾過して分離可能です。

    今回のIBMの技術の肝は
    ・触媒として有機アミンを使用(←PETに溶ける)
    ・分解するためにエチレングリコールを使っている
    ・分解物はエチレングリコール2分子とテレフタル酸1分子からできている(←溶けやすいので扱いが容易)
    ってとこです。

    プレゼンだとまだフラスコ(実験室)段階のようで,これから,100L→1m3→10m3とスケールアップして実用化できるかは疑問です。


  • バッテリー スペシャリスト

    PETは発熱量が5,500kcal/kgと、他の廃プラ(PPやPS)と比べると半分程度なので、サーマルリサイクル原料としては魅力に乏しいところがあります。

    なのでPETボトルからフリース等を作ったりしてますが、石油価格の影響を受けるのでVolCatのような分別コストを削減出来たとしても、ケミカルリサイクルすることに経済性があるかどうかは微妙。

    PET以外も含めて分別不要にするような産廃対象の技術に留まらず、一般廃棄物とした分別不要技術の方が、ごみ処理問題がひどいインドなどの新興国ではニーズがあると思います。ただゴミ処理費用が低いため、プラスアルファとしてバイオマス扱いで発電することも検討されています。

    2017年に廃プラ輸入を規制するまで中国が最大のプラスチック処理大国であったことは余り知られていないのではないでしょうか(現在日本の廃プラ輸出先No.1は韓国)。

    また新興国ではWaste Pickerといった問題も有り、分別不要技術をどのように生かしていくのかを、それぞれの国の課題と結び付けて解決するところまで持って行かなければならないでしょう。

    上記のようなことを考えると、新興国では再エネのベースロード電源として、分別不要技術を使って一般家庭ごみ由来の燃料(RDF)を製造してサーマルリサイクルすることも有りなのでは無いかと思っております。


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