円は「かなり過小評価」、1年内に105円に上昇-UBS・GWM予想
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方向感として同意しないわけではないのですが、「同社は円が向こう1年間に5%上昇して1ドル=105円になると予測。日本の賃金の伸び加速が物価上昇につながると分析している」というのは、文章として??でした。
物価が上がるならばPPPに照らして円安になるのではないでしょうか?UBSのアナリストがそれを分かっていないとは思えないので、記者の方が理解できなかった?ということでしょうか。インフレ国の通貨は安くなり、デフレ国の通貨は高くなるのが購買力平価に照らした中長期的な為替の動き。1ドル100円のハンバーガは、為替が100円/ドルなら、アメリカでも日本でも100円玉で1個買えます。インフレのアメリカでそれが2ドルに値上がりし、デフレの日本で100円のままなら、50円/ドルになってはじめて100円玉の辻褄が合うからです。
米国より総じてインフレ率が低い我が国が黙示的な円安政策を長らく取り続けた結果、日本銀行が公表する円の実質実効為替レートは、今ではプラザ合意前並みの円安で、リーマンショックで急激な円高が進む前と比べても、かなり円安であることは間違いなさそうです。一方の米ドルの実質実効為替レートは、リーマンショック後最も高いレベルにありますから、「円はなお最も過小評価された主要通貨だ」というのは納得です。
とはいうものの「日本の賃金の伸び加速が物価上昇につながる」なら中長期的には円安方向というのが理屈です。日本経済が好調になれば短期的には円が買われるという見方でしょうか。その辺の考え方をもう少し聞きたいな (・・?