日本でもついに明らかになった医師への謝礼金詳細 製薬企業との癒着を避けるためにボランティア医師たちが徹底調査
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製薬会社と謝礼金の問題は常に付きまとう問題です。
製薬会社から謝金をもらってはいけない理由は、それを理由にその製薬会社の薬を使ったり、薬を使うよう部下に指示をしたり、病院内で薬を採用するよう働きかけたりすることがあるからです。
さらに、これまで製薬会社からの謝金、寄付金などをもとに学会や研究が進められてきた背景もあります。学会は製薬会社の薬の宣伝の場として広く使われております。
個人的には、1つの企業と深いつながりを持つことは問題であり、広く平等に宣伝の機会を提供するような仕組みは残っても良いかと思います。
医療の学術的な発展にお金は必要で、医療で一番お金が集まる場所が製薬会社になります。現在の流れは、製薬会社から医療へのお金の流れを止める方向で進んでいます。
平等な形でその一部を医学の貢献のために使えるような仕組が作らなければ、単純に製薬会社にさらに潤うだけになってしまいます。
医療界の課題の1つです。製薬企業から医師への謝礼金詳細のデータをまとめて論文化され、2月の頭に米国医師会の医学誌 JAMA に発表され話題になった論文。
その筆頭著者の齋藤先生の記事です。なぜ、論文にしようと思ったか、ワセダクロニクルの事などとても興味深く拝見しました。
注意していただきたいのは、この論文は不正があるとかそういう事ではありません。
大事なのは透明性の確保です。国際的にも日本はとても遅れているという認識が私もあります。
調べようと思っても集約されたデータベースが無く、簡単ではなかったのです。
“医師と製薬企業のあるべき関係については様々な議論があると思いますが、議論の土台となる現状については今回のデータベースを分析するまでは明らかにされてきませんでした。”
ワセダクロニクルが原則寄附の有志組織だという事を初めて知る事ができました。
彼らの活動の意味は大きいと思います。知り合いの医師の名前を入力してみると結構興味深い結果がかえってくることがあります。
http://db.wasedachronicle.org/search/
透明性を確保するという大義名分は分かりますが、少々悪趣味だし悪意を感じるので、あまり使わないことにしています。