「クルーズ船で入国し失踪」外国人 初の年間100人超 九州で全体7割
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注目のコメント
九州が多いのは、意図的とかじゃなくて単なる地理的、物理的な近さが理由だと、率直に思うんですが。
国土交通省の資料5ページ目を見てくださいな。
http://www.mlit.go.jp/common/001268598.pdf
外国船の寄港回数は、ずーーーーーーっと前から、石垣、那覇、博多が上位。近年は長崎も。
飛行機でやってくる中国人観光客や、中国以外の東アジアの人の多くが大阪にランディングするのも、より国から近い、飛行時間短いからですよ。もち、大阪独特の文化やらなんやらもありますが。
本記事にある、失踪目的の方々は、とっとと着いて、とっととズラかりたいでしょうから、わざわざ東京行きの船がには乗らんでしょう。244万人中の106人をどう見るかですが、これをもって「クルーズ船が不法入国の温床になっている」といった見方はちょっと違う気がします。(そういう読まれ方をしそうな見出しなのが気になりました)
クルーズ船は基本、寄港地での滞在は半日程度です。入国審査に2時間半もかかるのは現実的ではありません。
観光客をどんどん誘致することと入国審査を厳格化するという相反する政策、どこでバランスを取るかだと思います。こうした出来事は氷山の一角。
日本が思うより、法律をきちんと守って…という国ばかりではないので、入国審査は本当に厳しくやった方がいいと個人的には思います。
今、日本は外国人の入国に関して次々法改正を行っています。
4月からは、法務省の1部局だった入国管理局を庁に格上げし、これにより権限強化と業務充実をはかるとされています。果たしてどうなるか。
合わせてこれまで労働ビザがほぼ出なかった単純労働にも、一部労働ビザが出るように。今まで多数の留学生を送り込んできていたアジアの国々で、日本に留学ではなく出稼ぎに行ける!と盛り上がっています。
私が以前取材したネパールでは、現地の日本語学校に留学希望者があふれていたところ、今は出稼ぎ希望者が殺到しているそうです。
「日本は書類の国だから、書類さえ作ってしまえば楽勝」とは現地ブローカーの談。つまり書類の偽造も横行しているのです。
入国の部分は厳しく審査し、言葉は良くないですが"ちゃんとした"人たちがやってくるようにする。
入国してからは、きちんと彼らの権利が守られるようにする。
両方整備ができてから、受け入れ拡大を進めていくべきではないでしょうか。
追記:ちなみに日本では不法滞在中に稼いだお金であっても、全額持って帰国できます。これを没収するようにするだけでもかなり不法就労は減ると思うのですが…