ワイン成分で発毛促進か ロート製薬が発見、応用へ
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実際に人の発毛促進をするかどうかの検証には、決められた評価方法があります。一定の面積あたりに生えている髪の毛の本数が一定期間で増加するかどうかを評価することで決まります。このような評価が行われるまでは早とちりをしてはいけません。
そもそもまず、脱毛がある場合には、その原因を特定することが優先されます。その上で、それが最も一般的な男性型脱毛症である場合、すでに有効性が確立した治療法としては、フィナステリド(プロペシア)という飲み薬と、ミノキシジルの塗布の2種類の治療法があります。
前者には性欲の減退やEDといった副作用、後者には皮膚の副作用のリスクがあります。両者を比較した試験は小規模なものしかありませんが、フィナステリドの方が有効かもしれないというのが有識者の意見です。
酒石酸に同様の有効性があると言うためには、今後、有効性および安全性の確認のための臨床試験を行う必要があります。それまでは、ワインのシャワーを浴びるなどといった行動は取らぬようお願いします。例えばアルコールがかえって脱毛を誘発した、などという痛い目に合う可能性もあります。ロート製薬のプレスリリースはこちらです(1月24日)。
https://www.rohto.co.jp/news/release/2019/0124_01/
培養細胞に添加したら毛髪成長に関係する分子が増えた、というだけですね。かなり先は長そうです。ワインを飲むくらいでなんとかなるかどうかすらわかりません。