【独占】天才デザイナーが語る、「自分のスタイル」のつくりかた

2019/2/14
まさに神様のような存在──。
世界のトップ企業と仕事をこなすマーク・ニューソンは、デザイナー界のレジェンドとして君臨している。
もともとジュエリーデザイン専攻だったオーストラリア人の若者は、23歳の時に発表したイス「ロッキード・ラウンジ」が出世作となり、スターデザイナーとしての階段を一気に駆け上がっていった。
ルイ・ヴィトンのバッグ、ペンタックスのカメラ、カンタス航空の機内、そして味の素の瓶。これまで手がけたプロダクトは数多く、我々の日常に溶け込みながら長く愛されている。
2015年には、親友でアップルのCDO(チーフ・デザイン・オフィサー)を務めるジョナサン・アイブとともに、Apple Watchを世に送り出し、その名声をさらに高めてきた。
デザイン界の天才は、どのような視点でモノやサービスの「形」を決めているのか。そして、デザインの中に、いかにして自分らしさを盛り込んでいるのか。
NewsPicksは、マーク・ニューソン氏へ独占取材の機会を得た。デザイナーだけではなく、ビジネスマンにも学びのあるインタビューをお届けする。
マーク・ニューソン  1963年生まれ。オーストラリア・シドニー出身。23歳の時に発表したイス「ロッキード・ラウンジ」で話題を集める。1980年代は東京に滞在し、インテリアショップのIDEE(イデー)でデザイナーを務める。1991年、パリに自身のスタジオを開設。1997年からロンドンを拠点に活動。