銀行の支店数、市場シェアとの相関度が低下=マッキンゼー
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記事の通り、店舗の預金吸収や貸出実行の機能は間違いなく落ちていると思われます。
一方、実は、リアル店舗の役割はむしろ見直されていて、バンカメやJPモルガンは、むしろ、今後4、5年で各400〜500店舗の増加を計画しています。
銀行店舗が全く要らなくなってきた、ということではなく、機能が大きく変わって来ている、ということなのでしょう。「支店で取引するほうがよい」と回答した割合が大幅に低下していること自体は個人的に違和感ないですが、むしろそれでも4人に1人以上は支店での取引を希望しているという割合の大きさのほうに驚かされます。世代等による習慣というのはなかなか変わらないということでしょうか。
銀行がネットワーク産業であれば拠点数の二乗倍でネットワークの価値が高まる。もっとも、何をもって市場シェアとするかによる。貸出金だと大企業を主要顧客とする業態のシェアが高い。付加価値シェアで測ると拠点数と相関すると思う。拠点数も支店の数でいえば相関は薄まるだろうが、従業員数と組み合わせれば精度は高まる。これからの支店は預金事務の窓口というより、リレーションを推進する営業員の基地局として機能すると考えるのがポイントだ。
経済圏別の地域金融機関シェアの試算 中小地方都市で存在感を示す信用金庫
http://www.dir.co.jp/report/research/capital-mkt/it/20180907_020302.html