私たちが見る世界を根本から変える「テクノロジーの3つの変曲点」
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電気も内燃エンジンも、20世紀の最初の20年間はごく限られた影響力しか持っていませんでした。ところが1920年ごろになると、これらは世界に変革を起こし、その後の50年間にわたって、かつてない勢いで生産性の向上を促すことに。
そして同様のことが、1995年前後のデジタルテクノロジーでも起きている。
同じような変曲点は、21世紀では以下の三つになるそうです。
1.再生可能エネルギーのコスト
2.合成生物学の台頭
3.ムーアの法則の終わり電気と内燃機関が世界を大きく変えることができたのは、豊富な化石資源の生産拡大が可能だったからです。
再エネのkWhあたりのコストは確かに安くなってきていますが、既存の火力発電による調整力にフリーライドした上での価格であり、割合が増えれば問題が出てきます。さらに適地は限られていて、材料工学の革命でコスト削減出来る範囲は終わろうとしています。
様々な性質をコントロール出来るデザイナーベイビーがもし誕生するとなると、様々な価値観の根底が覆ってしまいそうです。ただ、一般には限られた人にしか実行可能ではないので、かなり制限がかかることになるのでしょうね。
現在のAIのムーブメントは、取り扱う情報量の爆発ではなく、抽象化された「情報」をそのまま扱うことができつつあるディープランキングにあるので、ハードの進化はムーアの法則で規定されない領域入っていくのかなと言う気がします。同じような条件だと「ブロックチェーン」も入りそうな気がしますが、どうなんでしょう。
ブロックチェーンも1992年には登場していて、23年後の2015年ごろから爆発的に波及し出しているので。
ちなみに「自然エネルギー世界白書」によると ①再エネの2017年のエネルギー供給比率は19.3%とのこと。
対して、経産省が2017年に出したデータでは日本の再エネのエネルギー供給比率は10.3%(水力含む)となっており、未だ大きく乖離があるように思います。
世界第3位の地熱資源国である日本では「地熱発電」が注目されていますが、ここは東芝さんには頑張っていただきたいところですね。