1000万人規模の訪日中国人ビジネス、“すでに勝負あり”のワケ
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注目のコメント
何度も日本に足を運ばせると、がっかりするかも。
とくにビジネスマンの場合。
ビジネスをしようと日本に対する好感から自然に日本とビジネスしたい。
しかし、日本企業は大企業だけでなく、中小企業も中国に対して非常に不信感を持ち、ビジネスなんか中国と一緒にやることを考えられない。決められない。いつも日経新聞を読んで、中国は明日でも崩壊すると信じる。
結局、食べ物のおいしい国であり、来客を親切に対応する国、景色の美しい国であるが、中国と一緒にビジネスをする国ではないと中国のビジネスマンはいずれ悟る。
別に日本に行かなくなるのではなく、ビジネスの最良のパートナーではない。
残念。いま新宿タカシマヤに来ておりますが、旧正月を間近に控え、至る所で中国語が飛び交っております。ガチで日本語より中国語の方が多い。
メディアでは「東京オリンピックを控え盛り上がるインバウンド」とか言いますが、盛り上がってるのは日本の人だけ(もっと言うと東京の人だけ)。いま日本に来まくっている中国人には、オリンピックは全く関係ありません。「東京でオリンピックあるし、日本行こか!」なんか絶対ならない。オリンピック終わっても、中国からの訪日客は増え続けます。
ただし、文中にもあるように、政治リスクは潜在します。2012年、当時の野田政権が尖閣諸島を国有化した時、訪日中国人がガツンと激減したのは記憶に新しいです。習近平政権が安定しているいま、あのような反日デモが再び起こることは考えにくいですが、日中関係に新たな対立が生まれれば、また訪日中国人の波がサッと引く事も考えられます。
先日、かわぐちかいじ先生の「空母いぶき」を読みました。尖閣諸島を巡り、日本と中国が衝突するストーリー。フィクションながら、あながち荒唐無稽とも言えないあらすじに、日本と中国の近未来を想像してしまいました。今は強固な日米同盟によって、日本の領土が守られていますが、その結束が綻び、パワーバランスが崩れた時、日中の間にいざこざが起こる可能性は、もしかすると低くないかも知れません。
インバウンドは「究極の平和産業」ですから、そのようなリスクには備えておくべきかと思います。「すでに勝負あり」のワケは、訪日中国人旅行者だけに限りません。今後、全ての訪日外国人旅行者に対して重要なポイントになります。
※本文からの抜粋
これからも、個人客は増え続けるだろう。インバウンドビジネスにおいては、彼らが日本の地を踏んだときにはもうほぼ結果が出ていると思ったほうが良いだろう。
カギとなるのは、日頃から、いかに彼らの関心事に沿う形で情報を届け、双方向のコミュニケーションを育てていくか。インバウンドビジネスで成果を上げるためには、「旅マエ」よりさらに前の「日常」において、彼らに知ってもらい、つながり、関わり合うことだ。もちろん、SNSとリアルの両方で。