チョコフレークにキスミント…ロングセラー食品終売の厳しい背景
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食品業界は企業によって営業利益率に大きな差があります。要因は色々ありますが、少数食材→多品目製品を展開できる企業の利益率の良さは特徴です。広がったものを絞る時に、ロングセラーでもこの辺りから検討の一つには入ります。
ロングセラー品で新しい話題を提供し続けるのは難しいですが、最近の成功例で有名なのはキリンレモンやカルピスですかね。
https://newspicks.com/news/3569772/
https://newspicks.com/news/3591973/
飲料はまじでコモディティになりやすいので、飲料メーカーのマーケティング力はやっぱり強いと思います。
提供価値を明確にし、パッケージや売場に落とし込み、消費者とコミュニケーションをとる。きわめてオーソドックスな営みですが、長年続いてきた歴史があると、オーソドックスなこともなかなかできなくなったりしますね。ロングセラー商品が終売する背景には、以下の3つが考えられます。
・商品短期サイクル時代の棚争い
・定番商品だからこその価格維持
・健康志向の時代性
一番の要因は、小売店での棚争いに起因するのかなと思います。
ロングセラー=定番商品なわけですが、毎週新商品が店頭にならぶ短期サイクル市場においては、定番商品がポジションを維持するのは大型店舗でないと難しいですからね。
また定番商品だからこそ、価格維持も難しいですね。限定品という打ち出し方で価格を上げていく展開は各社実施していましたが、スーパーでの定番商品は定価を下回るものがほとんどです。
さらにメタボという言葉がなく健康志向が確立されていなかった時代からロングセラーとなった商品は、今の時代は買い控えられてしまいますよね。