【古坂大魔王】愛こそ、ピコ太郎が持つ最強の武器

2019/1/31
YouTube再生回数1億3000万回、日本だけでなく世界で愛される存在になったピコ太郎。動画「PPAP」を観たことないがという人のほうが少数ではないだろうか。
そのピコ太郎の生み出したのが、プロデューサーの古坂大魔王氏。古坂氏はどのような発想でピコ太郎を世に輩出したのか。本日発売のNewsPicks Book『ピコ太郎のつくりかた』で余すことなく語られている。今回は、その内容の一部を抜粋してお届けする。

愛を与える者が一番強い

うちのお母さんはまぁきつい人間だ。ジャイアンのお母さんの実写版だ。
もともと漁師の娘で、暴れん坊だった。子どものときは、背泳ぎとかを海でやっていて、近所の悪ガキに石を投げられて、額に直撃。
本当にブシューッと血を吹き出しながらそのまま「てめえ!」って背泳ぎで追っかけたから、あだ名が「赤いクジラ」になったらしい。
それぐらい暴れん坊のお母さん。いまだに額にくぼみが残っている。
ただ、お母さんは暴れん坊なんだけれど、すごく慕われている。