日本電産の10─12月営業益は29%減、永守会長「一部で注文復活」
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注目のコメント
3Qは、売上3767億円(前年3903億円、前年比-136億円)、営業利益311億円(前年444億円、前年比-133億円)。
①の決算説明資料のスライド6が分かりやすいが、構造改革費用が3Q-115億円、4Q-125億円の予定。つまり3Qについては売上減はあったが、構造改革費用抜かせば微減益だし、売上減の割に粘ったという印象。なお17日発表の下方修正でも構造改革部分が大きいというのはコメントした点。
逆算をしていくと、4Qは売上2957億円(前年3822億円)、営業利益156億円(前年407億円)。足元の受注が悪かったという状況で最悪を想定した4Qの数値だと思う。また構造改革費用を抜かしていくとQoQで売上800億円減少、営業利益160億円減少と、売上減の割には頑張る数値(支出抑制など+140億円の増益要因も下方修正の際に説明があり、それが大部分4Qにでるのだろう)。
そのなかで注文が多少復活しだしたところもあるというのは、②でコメントした在庫調整の底が見えたのかそうでないのか、気になる。
①http://az369030.vo.msecnd.net/pdffile/corporate/190123-01.pdf
②https://newspicks.com/news/3602810
※数値部分で計算間違いがあり、少し修正をしました(構造改革費用抜かせば実質増益と前変えていたのは間違えでした、申し訳ないです)加藤さんがリンクを貼ってくれた決算説明書のほうが記事よりもはるかに情報が多くて分かりやすい。あのスマホのポップアップ機構はやはり日本電産だったとか、HDDの出荷が減っていることとか。
良い情報も悪い情報も説明されている。投資家に丁寧に説明する姿勢は経営者として素晴らしいです。
日本電産の決算説明資料は、セグメント毎にトレンドも含め売上と利益を分かりやすく説明されてます。何が調子よくて、何が悪いかすぐ分かる。この分かりやすさ=経営としての自信のあらわれ。
新興企業によくある、テキトーな右肩上がりのグラフだらけの資料とは全く違います。