「好きなことが見つからない」なら、とにかく動いてみる
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私も大学進学時、「東京に行かなきゃ、人生ははじまらない」という感覚で東京の大学への進学を希望しました。実際、上京によって大きく道が開けた気がします。もっとも、関西であれば、それはそれで楽しい日々を送ることができたでしょうし、海外であれば、より大きく可能性が開けたのかもしれません。
よく就活生などに対して、自己分析の重要さを説く方がいます。たしかに私もじっくりと内省する時間は大切だと思います。
ただ、就業経験もないハタチやそこらの学生さんに「やりたいことを見つけろ」などと言うのは、そもそも無茶な話ではないでしょうか。
「本当にやりたいこと」なんてそもそもないのが当たり前ですし、そのこと自体、取り立てて恥ずべきことでもありません。
そんな確たるものがあるのであれば、わざわざ内省せずとも自覚して、さっさと行動に移していることでしょう。
自己PRの末に見つかる「やりたいこと」なんて、得てしてただのでっち上げか自己催眠の類です。本人がよけりゃ、別にそれでもいいんですが。
そうであるならば、ちょっとくらい興味が持てそうで、なおかつ自分を磨けそうな場に、ひとまず仮で身を置いて、適性を探るのが正解ではないかと思います。「自分探し」よりも「自分作り」。
「本当にやりたいことを見つけて、それができる会社に入らなくてはいけない」などというシューカツの言説は、あまり真に受けない方がいいと思います。僕も未だ未だですが、若いうち(特に20代)は運動の質より運動の量をとにかく意識した方がいい。美味しいか不味いか(面白いか面白くないか)を見た目で(やる前から)思考で判断するのではなく、まずは口に入れてみる(やってみる)。クソ不味いものを知って、クソ美味しいものも知れると、それが幅になり、同じ物事でも面白みの捉え方が全然変わってくる。
そういう意味で、ノリが良い人は好きなこと(もの)も見つけやすいと思う。考えているだけより動いた方が圧倒的にいい。
いまの自分が参考にできるのは過去の経験。考え方も限定的になりがち。
動けば、新しい経験ができる。考えの幅も広がり、新たな可能性が見えてきます。