落合陽一×古市憲寿「平成の次」を語る #3 「堂々とお金儲けできるやつが勝つ」
文春オンライン
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注目のコメント
「日本には置いておくだけで価値が上がるようなものが少ないことなんですよ。人口が減ると生産できる量が減るんだから、情報か信用によって価値を付加していくしかない。それなのに今の日本は、古くなった地域があればとりあえずぶっ壊して再開発をする。あれは圧倒的に無駄じゃないですか。そんなことをするんじゃなくて、その土地がブランド化されて地価が向上して、新たに建てなくても高い価値のある場所が作れればいいわけです。ヨーロッパや中国の古い街並みはそれを実現している。東京もそれを目指そうと口では言っているけど、結局のところ全部壊して新しいビルを建ててしまう。」
■ エイジングで価値を生むという取り組みが必要
この2人の対談は面白い。
都市計画や景観について触れているが、一番、関心を持ったのはスクラップ&ビルトの価値観しか持ち得ない今の日本人マインドの話。
第二次世界大戦時に、第一次世界大戦にてドイツのあらゆる街を壊した反動でナチスが生まれたので、あえて日本の文化の中心であった京都は爆撃しなかったと、大学院のアメリカ人留学生に教えてもらったことを思い出した。
北野武が「ピラミッド作らせた奴は偉い、だって2000年以上もそれで地元を食わせてるんだから」と言っていたがそのような資産を木の文化、災害が多い国に空間的に実現するためにランドスケープ。アーキテクトの使命は大きい。