【中島大輔】プロ野球に地殻変動が起きる、いくつかの予兆

2019/1/4

「プロ野球団を持ちたいです」

平成が終わりを迎える2019年、プロ野球(NPB)が新しい時代に向かいそうな兆しがいくつかある。
2018年はZOZO前澤友作社長の「プロ野球団を持ちたいです」というツイートをきっかけに、球界のあり方が見直された1年だった。
球団買収やエクスパンション(球団数拡張)の可能性はあるのか。ファンはそう期待した一方、実現には至らなかった。80年以上続くプロ野球では既得権益が大きく、新規参入は至難の業である。
ただし近い将来、地殻変動が起きる可能性はゼロではない。いくつかの予兆が同じベクトルを向いたとき、変わっていくシナリオも十分に考えられる。
変革の引き金になるのは、フリーエージェント(FA)制度と、プロ野球選手会が検討しているある提案だ。