OJTにも限界、企業研修の効果を高めるちょっとしたコツ
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確かに「能力開発の8割(7割?)はOn the jobでなされる」とは言いますが、それに体系的な学びが加われば、更に良しですよね。やっぱり座学は侮れない、と。ワタシも経験上、そう思います。
で、その「座学」である研修に関し、参加者のエンゲージメントと受講後の効果をいかに最大限に引き出すか、という話ですよね。記事の内容、ワタシは同意です。
これに加えて、研修へのエンゲージメントを高める一つの方法として、ワタシは社内の好事例から学ぶスタイルはもっと活用できるんじゃないかと思います。いわゆるPeer to Peerというヤツ。全くの新しい概念や技術は別として、リーダーシップ、マネジメントやコミュニケーション系はだいたいもう既に上手くいってるとこがありますよね。
「好事例」を囲んで、皆でワイワイやる、と。好事例側の講師も一緒に考えたりする。そうしながら、体系やプロセスで理解していく。外部講師や内部研修担当者は、脱線しないようにそれをファシルだけ。意外と効果あると思います。「なぜこの研修に参加するのか?」
研修は受け身になりがち。だからこそ、提案されている質問は効果的です。
「あなたはこの研修で何を学びたいか、どんな成果を得たいか?」
「どんな学び、成果を得たか?」
「研修で学んだことをいつ、どんな場面で実行するか?」
これから質問に加えて、参加目的や参加動機、そして参加の経緯を確認するといい。
「会社から言われて参加しました」と回答する人は、自発性がなく、受け身なので、研修の成果も出にくい。「自ら志願して参加しました」という人の方が、はるかにモチベーションが高いですからね。
定例・定型の研修はやめて、自主参加のものだけにしてもいいくらいです。研修における以下の4ポイント。
・研修のゴールを参加者自身に考えさせて発表させる
・研修に参加者自身が主体的に参加する仕組み
・研修後に研修で得た学びを参加者自身が振り返る
・研修で得た学びをいつ、どこで活かすかアクションを決める
研修の主役は飽くまで参加者自身なので、
徹底的に参加者が思考して試行する仕組みになっている研修で
なければ研修は意味をなさないように感じます。