猪瀬直樹が語る作家論
NPコミュニティチーム
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コメント
注目のコメント
猪瀬さんの越境的な知識の深さは凄い。
カズオ・イシグロの「日の名残り」は"私"小説としても秀逸でそこに歴史という"公"の出来事が背景に流れることで更に重層的に味わい深くなっている、というのは同意。ただ村上春樹も戦後の経済成長は遂げているがどこか精神的に"空っぽ"な人たちを描いたという意味で”時代性”(≒公)はあると思うのだが。
ノーベル賞の受賞基準は分かりませんが。歴史という「公の時間」が作品のベースになっているかどうか。カズオ・イシグロの受賞理由や作家のと世界文学の役割を理解できました。今こそ文学を、と思えるお話でした。(全集積ん読中)