【全国最年少市長】外務省キャリアの安定を捨てて、地元再興に賭ける理由

2018/12/21
ポスト・平成時代を担う「アンダー30」20人──
トップバッターは、今から約2年前の2017年1月、28歳のときに、四條畷市の市長に当選。全国1724の市町村の首長のうち、最も若い市長として話題になった東修平氏だ。
外務省キャリアのステータスと安定を捨ててまで、地元を再興したいと市長を目指した理由とは。
当時27歳の青年は、「ジバン(地盤=支持団体の存在)、カンバン(看板=知名度)、カバン(鞄=選挙資金)」も持たず、選挙戦をどう戦ったのか? 現在行っている、「四條畷改革」の全容とは? 本音が炸裂する。

28歳で最年少市長に当選

──元々、政治家志望だったのですか?
 いえ。私は大学でも大学院でも原子力が専攻で、なんとなくエンジニアになるのだと思っていました。
中学校3年のときに、『Newton』という科学雑誌を読んだら、たまたま核融合炉の特集で、そのエネルギーは3000万年持つと書いてありました。それって夢だなと思いました。