【工藤慎一】本田圭佑が電撃出資。28歳「物流革命家」の野望

2019/1/4
あどけない笑顔の奥に、とんでもない野望を秘めているのだろう。
28歳の若き起業家、ecboCEOの工藤慎一は、いつも平気な顔で大きな夢を語る。ecboが展開する「ecbo cloak」は、日本中に溢れるコインロッカー難民を救うサービスとして知られる。
ecbo cloakは不足するコインロッカーの代わりに、美容院や飲食店などの空きスペースを「荷物の預かり所」として提供。旅行者はスマホ1つで、最寄りの店舗に重い荷物を預けておくことができる。
だがecboの本質は、このコインロッカーサービスにはない。将来的に見据えているのは、ECの普及で人材不足が叫ばれる「物流改革」だ。
この男はどんな野望を抱いているのか。アンダー30の狼煙12話目は、そんな工藤にecboの未来図とプロサッカー選手の本田圭佑氏から受けた電撃出資の真相を語ってもらった。
工藤慎一(くどう・しんいち)/1990年マカオ生まれ。日本大学卒業。Uber Japanでインターンを経験し、2015年ecbo株式会社を設立。2017年1月に、荷物一時預かりシェアリングサービスの「ecbo cloak」を立ち上げる