大正薬がブリストル・マイヤーズの部門買収で合意近い
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ブリストル・マイヤーズの事業部門がどのようになっているのか詳細は分かりませんが、製薬会社の場合、既存の市場を手に入れると同時に新薬の開発に関するアドバンスを手に入れるというバランスが取れていることが重要だと思います。欧米の市販薬は、一般的に日本よりも幅が広いことが多いですが、その市販薬の開発部門の実力が買収価格に影響をすると思いますし、折り合うかどうかのポイントになるのではないかと思われます。
医療用医薬品の開発をメインの製薬企業は開発原資の最大化のために市販薬をスピンオフするのが大きな流れだと思います。一方、大正製薬は双方を手がけますが、事業の基盤は後者であり、前者は後発医薬品促進と創薬のハードルアップで先行きはやさしくないといえますので、渡りに船と見なせそうです。
製品のクロスセルのポテンシャルと、買収先の管理能力が鍵になりそうだ、と言うのが第一印象です。下記はReutersの7月の報道で、売りにでているというもの。中身としてはフランスのOTC医薬品ビジネスとあり、あまりグローバル展開をしていないのかもしれない(元々がフランス企業というのはあるが、グローバルサイトも見当たらない)。
当時はドイツのジェネメーカーStada、MylanやP&Gなどもビッドに入りそうと書かれている。
https://reut.rs/2PIS04v