若手研究者の支援へ、科研費136億円増…政府
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良いニュースですが、良いニュースというだけで終わらせないために研究の現場から2点あります。一つは、個人への割り当ての額の増額。例えば、若手Bや基盤Cは研究期間3年で総額500万円ですが、これでは少な過ぎる。ちなみに、韓国では同じクラスでこの3倍もらえます。二つ目は、科研費の使い勝手をもっと柔軟にして欲しい。その昔、三度ほどPIで科研費を当てたことがありますが、窓口となる大学によってローカルルールがあり、手続きも複雑で柔軟性のなさに辟易した記憶があります。
飛行機に長時間乗っており、コメントのご依頼に遅れました!申し訳ありません。とはいえ、私はメインは研究者ではありませんので、適切なコメントができるかはわかりませんが。
研究者の多くの方が金銭的に困難を強いられていることはよく耳にする話です。医療界でも元々日本が世界と戦ってこられたのは派手な臨床試験ではなく、地道な基礎研究の領域の積み重ねにありましたが、労力に見合った金銭サポートがないことは、若手の基礎研究離れを招いた一因と思います。そういった面ではこのような予算が組まれることは喜ばしいことです。
加えて、国外で戦っていた身として思うことは、日本のために国外で研鑽を積む若手への支援も乏しいということです。私自身も奨学金を手当たり次第探しましたが、ほとんど何も見つかりませんでした。自分の選択なので文句を言うわけではないですが、異国の地で一から免許を取り、就職活動をして、研修医から始めることで、無一文の状況まで追い込まれました。しかし結果として金銭的な支援を受ける選択肢はありませんでした。一方、中東からやってきた友人は、国費で生活はまかなわれていると話をしてくれました。
国際競争が進む中、人材交流を活発化することも求められると思いますが、そのようなところにも是非予算を組んでいただけるとよいのかと考えます。増えること自体はいいニュースだと思いますが、「じゃあ、takaoは科研費がいくらだったら妥当だと思っているの?」とか「国家予算の何%振り分ければいいの?」と聞かれたら、それに対する答えを、僕がもっていないのでちょっと修行してきます。
海外と比較してもしょうがない気がするし、各種研究機関に聞いて回って、積み上げで予算立てるのも違う気がするし。
どっかに金額設定の根拠って書いてあるものなんですか?