ファーウェイCFO逮捕をめぐる、中国ITエリートの本音

2018/12/14

貿易戦争とアメリカの人的損失

カナダ当局が米当局の要請を受け、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の副会長を逮捕してから数日後のこと。シリコンバレーを拠点とするネットワーク機器大手のシスコシステムズは一部の従業員に向けて、中国から報復があるかもしれないと警告した。
メールの件名は「中国への渡航制限」。「最近の出来事を考慮して」、中国への不必要な渡航には慎重になるよう伝える内容だった。シスコは、メールは誤って送信されたもので、従業員に中国への渡航を制限していないと説明している。
しかし、不安は実際に広まっている。