なぜ地酒のネット販売は広がらないのか?新政・佐藤社長とともに、その構造と功罪を考える
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ほとんどの内容は佐藤さんに同意ですが、販売チャネルについては全く違う考えです。
今のネット社会において、ブランド作りにおける"販売チャネルの重要性"は相対的に落ちてきているというのが僕の見解です。しっかり造り手がオンラインコミュニケーションを活用してブランドを作り上げる事ができれば、販売チャネルはもはや物流拠点としての役割しかなくなるので、ネットだろうがセブンイレブンだろうがGinzaSixだろうが一緒。佐川で受け取るかヤマトで受け取るかくらいの違いにしかなりません。
そのことがまさに既存の酒屋さんにとっての脅威であり、そういった酒屋と密な関係を気づいてきた蔵元が直販やECに踏み込めない理由そのものなわけです。
新規参入の僕はそういったしがらみは無いですから、無邪気にネット直販オンリーの日本酒ブランドMUEZで試行錯誤中でございます笑
https://jp.sake-times.com/special/press/p_muez-onnatarashi2018
注目のコメント
明治以降、日本酒がまるで工業製品のような作られ方をしてきたことに驚きました。貴重な税源だったからなのでしょうね。新政・佐藤さんが取り組んでいることは、一見異端に見えて、その実は温故知新なのでしょうね。
興味深かったのはチャネルについてのお考え。素人目から見ると、どうしても多くの蔵元は消費者ではなく卸や小売店の方を向いているのではないかと感じてしまいます。お酒というのはD2C(Direct To Customer)と非常に相性の良いと思いますし、ネット販売の余地は大いにあると思うんですけどね。
先日、三軒茶屋にあるWAKAZEの酒蔵にお邪魔してきましたが、変わった味わいながらも日本酒ビギナーにとっつきやすいお酒をつくり、海外にも展開しようとなさっています。
こうした若い酒蔵を中心に、消費者に対する直接販売は広まっていくと思いますし、日本酒好きとしては広まってほしいと感じるところです。
https://wakaze.jp/HIUでもブランド価値を高める日本酒をリリースしました。
http://koh-inc.jp/
一本3万円で日本では高いと言われますが、それだけの手間がかかってるのだから高く売るべきです。人気ライブのチケット問題と同じ。人気のある商品は値上げしていい。
このままでは、日本はデフレ・スパイラルから抜け出せない。
『日本酒のおかしな点は「値付け」にある、とよく言われます。有名銘柄も無名銘柄も、大手も中小も、だいたい価格が同じです。純米なら一升瓶で2000円くらい、純米吟醸なら3000円とか。蔵によってまるきりコストは違うはずなのに、自己規制してあまり高くならないように、蔵が値付けしてしまっている。』