忘年会シーズン到来!二日酔いにならないお酒&メニュー4選
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忘年会シーズン前にお酒の飲み過ぎ注意を啓蒙する良心的な記事です。記事を逆手にとって、これを食べればお酒はたくさん飲んでもよいのかと間違った解釈はしないようにしていただければと思います。
筆者も指摘していますが、二日酔いは様々なメカニズムで引き起こされるため、予防や治療はシンプルにこうすればよいというようなものでは残念ながらありません。一つ確実に言えることは、アルコールが根本的な原因なので、アルコールを避ければよいということだけです。
そして、アルコールの代謝、アルコールへの反応はあまりにも個人差が大きいため、この量以内であれば大丈夫と一律で語るのは難しく、自分の許容できる範囲をよく知っておくということは大切です。
記事で予防の話が書かれているので、ここでは、実際に二日酔いになってしまわれた時のために二日酔いの治療について少しコメントします。
・はちみつが効く、ウコンが効く、など様々な都市伝説がありますが、科学的根拠には乏しいと言わざるをえません。実際に数多くの臨床研究が行われていますが、統計学的に有意な効果を示すことができた治療は現時点ではありません。ただし、これは皆様の経験論を否定するものでもありません。
・アルコールが招く脱水が倦怠感などに寄与しますので、吐き気の許す範囲で水分をこまめに少しずつとりましょう。
・ミネラルのバランス異常や低血糖などを生じることもありますので、スープやスポーツドリンクなどを摂取するのもよいでしょう。
・よく睡眠をとり、休みましょう。
・頭痛など痛みの緩和に頭痛薬や生理痛の薬を飲むことはかまいません。ただし、アセトアミノフェン、カロナールと呼ばれる薬剤はアルコールとの抱き合わせで肝臓の障害を起こす確率が高いので、イブプロフェンやロキソニンといった薬剤の方がよいかと思います。その際、胃に何か物を入れてから飲むようにしましょう。
・通常24時間以内にはよくなりますので、24時間以上症状が続く場合には医療機関の受診を考えましょう。
ありきたりな話に終始してしまいますが、最後に米国Mayo Clinicが二日酔いの治療に関してさらりと残している言葉を記載しておきます。
Time is the only cure for a hangover.
苦しまれている方にはやや残酷ですが、これが現実というわけです。