川重、大型「LNG発電船」 新興国・災害時の電源に
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災害時のブラックアウトが騒がれた今年に,ぴったりな取り組みに見えます.
車と違い,船は大きさや形状の自由度も大きいですし,電気を海で作り陸上に送る発想は斬新に思えます.
そして船ですから機動的に用いることができますね.
そして,少し調べたら他のメーカー(IHI)もしている( https://newswitch.jp/p/13461 )ようで一つの船のありかたになるのかもと思います.以下の資料を参考に、1kWあたりの建設費を比較してみると
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/mitoshi/cost_wg/006/pdf/006_06.pdf
天然ガス火力には負けますが、
この発電船は、20万円/kWくらいですので
コスト的にはかなりのアドバンテージを感じます。
地上の送電設備との接続の安全性をどの様に担保しているか非常に興味深いです。
また、海上であれば冷却水が周りにたっぷりとあるという点も見逃せません。困った時には極めて価値がありますが、普段は遊休設備かな?ガスを入れておくとボイルオフがありますし、抜いておくとターミナルで給LNGしてから現地に運ぶとなると危急時にタイムリーに間に合わない、、、
平時使いにしておくには効率悪いし、FSRUと同様に途上国は事故・漏出リスクを嫌うでしょうし、危急時にはがして駆けつけるなら、当地の需要にどう対応するのということもありそうです。
誰を買い手にして、どう運用するのか、なかなかに難しいでしょう。
中小型LNG船には、中国国内需要向けが期待できそうですが、発電機背負うより、コスト競争に負けない、ものづくり力を磨くのが王道でしょうね♪