シェアリング時代のビジネススタイル。「持つべきもの」と「持たざるもの」
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「持たざる経営」と言えばコアコンピタンスに特化して他は積極的にアウトソースすることで経営効率を上げていくことを指していましたが、最近ではシェアリングモデルに適用されますね、時代の波を感じます。その対象物もどんどん広がりを見せており非常に興味深いディスカッション。
こんな時代を迎えるからこそ最近は自分の中で(そして子どもに対しても)モノを粗末に扱わないように心がけ始めています。ホテルに宿泊(つまり居住場所の一時レンタル)した時も"来た時よりもきれいな状態でチェックアウト"できるように頑張っていて別にそれで中国のように社会的信用度のスコアが上がったり下がったりするわけでもないのにそれが大事な気がしてそういう行動をとっている自分がいます。
なぜか。今後、個人単位で考えたら「所有」からの距離が離れていろいろなものが「完全に自分のもの」ではなくなっていく、ただ社会単位で考えたら「みんなで所有」しているわけで(そもそも全てのものは元々みんなのものでそれを一時的に利用しているに過ぎない)それが限界コストゼロ社会の到来で実現可能になっただけなのではと感じるから、現にシェアオフィスを使って汚いままで出るのは忍びませんしシェアサイクルで前に使った人がカゴにゴミを置きっぱなしにしていたら嫌な気持ちになってこれを自分もやったらこのモデルは循環しないな~と切実に感じたことがあるからです。
ちょっと飛躍してますが社会全体が日本古来の「万物に神が宿る」と言われてきた世界観にいい意味で近付いていくのかなと最近では感じます。「所有するだけが選択肢じゃない」という雰囲気がコンシューマ向けシェアリングサービスの台頭で強まっている中、何もそれはコンシューマ向けサービスの世界だけではなく、ビジネスの世界でも言えるのではないか、という仮説のもと今回の「持たざる経営・持たざるビジネススタイルのススメ」というイベントを企画しました。
イベントは主に2テーマで、持たざる経営を実践した企業、持たざる経営を支援するサービスベンダーそれぞれの立場から語っていただいています。冒頭のセッションに登場したソニックガーデンの「オフィスなし、社員のマネジメントなし、社員の評価は基本なし」という突き抜けた経営スタイルは非常にユニーク。持って当然、あって当然という常識を覆されました。先日の登壇内容が記事になってます!持たざる経営、所有から利用へ、は不可逆な流れ。我々は働き方、遊び方、住まい方を自由にするために、あらゆるスペースをオンデマンドで細切れに借りられるプラットフォームを構築していきます!