二階俊博×菅義偉「安倍政権のこれから」を語る
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学生時代は周りに何十人といた政治家志望も、この10年ぐらいで片手で数えられるほどに減りました。何かを成し遂げようと前に出ると、非合理的な非難と理不尽な攻撃に遭う。そんな光景を間近で見聞きしたり、ひいては自分がその対象になったりしていく中で、「政治家だけにはなりたくない」と言うようになった同世代が本当に多いです。
他方、まさに下記引用の菅官房長官の言葉ではありませんが、30歳を過ぎて「やはり自分はいつかは政治の道に出よう」と思い至る人も出てきています。こういった人たちの資質を最大限発揮してもらえる社会にしていかないと、世の中ごと腐り続けていきます。
同世代の若き政治家との対談を下記の主宰サイト「若者の哲学」でも掲載しています。われわれ次世代にも矜持と責任感があります。彼らの信念は、誇張でなく、未来への希望を示してくれます。ぜひご一読ください。
「公(パブリック)であること〜全国最年少市長の挑戦〜」
東修平・四條畷市長(30歳,全国最年少市長)
https://www.philosophyofyouths.com/azumashuhei1
「世界が期待する若き政治家」
鈴木邦和・都議会議員(29歳,男性最年少都議,ダボス会議グロールシェイパーズ他)
https://www.philosophyofyouths.com/suzukikunikazu1
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菅 きれいごとを言いますと、田舎から出てきて働き始めた時に、初めて世の中の厳しさを知りました。自分に何が向いているかと探して行く中で、政治だと思った。一生一回しかないんだし、好きなことをやるべきじゃないかなと思いました。私が政治記者として特に勉強になったなと思うのは、二階番時代です。保守党、保守新党から自民党復党後まで、そこそこ密着させていただきました。学んだのは、「腹を探る」という極意。人が言うことを額面通りに受け取ればバカを見る、行動原理や政治的な背景に目を光らせろということです。
だから、二階さんの発言も額面通りに受け取れない。神は細部に宿る。記事にト書きがあるのは、そういうことだからでしょう。
「なんで私が絶滅危惧種なんだ。私は絶滅なんかしませんから」。この結びの言葉に、ニヤリとしてしまいました。両名に共通する点は世襲政治家ではないということ、一方で安倍総理、麻生副総理は生まれ持って政治家の家系です。
二階幹事長は県議を、菅官房長官は市議を経験して国政に出られています。生まれ持って政治家の家系でもなく、政治家を志し秘書となり、地方議員を経て国会議員になった叩き上げの政治家が、安倍政権を今の長期政権に導いているのではないでしょうか。