人生に「島流し」の時期が絶対必要な理由 - 人生に日が当たっていない時の行動
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記事のタイトルを見て、立花隆さんの『青春漂流』を思い出しました。
本書では、日の目を見ずに数年〜十数年ものあいだ研鑽を積み続け、各分野の超一流として活躍するまでになったプロフェッショナル11名を紹介しています。
大体の方が30代中盤ですが、「未成年時から負のレッテルを貼られて規定ルートから脱落し、世の中を漂流しながら自分の腕を磨いていく」という点がおおむね共通しており、読んでいて胸が熱くなりました。
本書で立花さんは
「”四十にして惑わず(=不惑)”という言葉があるが、これは裏を返せば30代までは大いに惑い、不安を抱えながら挑戦していく必要があるということだ。」
といった趣旨のことを語っています。人生の序盤での挫折や苦悩、コースアウトといったネガティブイベントは、人を強靭なものにしてくれるのでしょう。
立花隆『青春漂流』 (講談社文庫)
https://www.amazon.co.jp/dp/4061842234/ref=cm_sw_r_cp_api_3Jx7Bb537YE67
注目のコメント
「その人がどれだけの人かは、人生に日が当たっていないときにどのように過ごしているかで測れる。日が当たっているときは、何をやってもうまくいく」(勝 海舟)とのこと。
満足する日常の延長線に飛躍はありません。
「この野郎」が飛躍のエネルギーです。スタートアップを立ち上げ→そのスタートアップを潰したとき、わたしもいわば「島流し」状態でした。
否、島流しというより地獄の日々。
仕事も財産も家庭も失って「この世に地獄は本当にあるんだ」と痛感した期間でした。
ですがその「島流し」=「地獄」の日々で…
■プログラミングの学校に通ってJavaの勉強を行ったり
■アラフォーにしてはじめての飲食店でのアルバイト経験をしたり
…というのは、どちらも今の仕事にとても役立っています。記事中で述べられている「インプット」にあたりますね。
何もかも順調に進んでいたら
■プログラミング
■飲食店での接客経験
どちらも「インプット」する機会はなかったことでしょうから。不遇な過去もその後、前に進めば必ず未来の糧になる。
私もそんな体験を山ほどしてきました。あまり器用なタイプではないので。
過去は変えられないかもしれません。でも、その過去によって未来が良いものになれば、過去は良いものとして上書きされます。つまり、過去は変えられるんだなと。
変えられていない過去もまだありますが、きっとこの先の未来にその過去が違って見えてくると信じて。