新幹線開業3年半、金沢の街は何が変わったか
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金沢市で現在プログラミング教育の専門委員を務めさせてもらっていますが、金沢市はポテンシャル街だとひしひしと感じます。
駅から主要な施設までがとても近く、福岡市以上にコンパクトシティです。観光資源も豊かで、美味しいお店も多い。少し足を伸ばせば温泉地もすぐそばです。教育や産業振興上の観点では大学が多いことも有利な点で、多くの若くて優秀な人材がすでに地域にいます。そして、Hack for Play の寺本君など若い起業家も出始めています。とても人口50万人に満たない都市とは思えません。
今後は観光のさらなる活性化、企業誘致や創業支援が加速すればネクスト福岡とも言える躍進を果たす可能性は高いと思います。その過程でIT人材育成の面で私もお力添えできたら嬉しいです。私が労働省にいた時、赴任地が金沢になって、若いうちに金沢に行けるなんてあなたは、ラッキーよ!と言われました。
行ってみて、確かに金沢はどこか別格でした。
加賀100万石の歴史とプライドがある孤高な街だと感じました。
新幹線が通って、その孤高なところがなくなり、東京から日帰りもできる身近な観光都市に変身しました。
金沢と、車を使えば1、2時間で行ける能登半島との組み合わせは、京都と北海道のいいところを味わえるようなお得感があります。グローバル展開のホテルグループが進出したら、もっと賑やかになることでしょうね。それを期待しています。保育園から高校までを金沢の隣にあたる富山県高岡市で過ごしました。新幹線の駅も1つ前です。
地方創生が叫ばれ、全国各自治体が地域ブランド品の創出や観光地化を進めていきました。なかなか難しいのが、各地域に魅力的な産品や観光資源があることは間違いないものの、潜在ニーズがあるか、そしてその潜在ニーズにアプローチできるか、は、まるで別次元の問題だということです。かなり綿密にセグメンテーション(訴求対象の設定)をした上でプロモーションしなければならないのめすが、東京の外資系企業でも頭を抱えるような複雑かつ競争が激しい世界。結果、投資はしたものの地域ブランド確立に至らなかったり観光客誘致が進まなかったりで財産が圧迫されていくという例も少なくありません。
地元高岡市の場合、「人生一度は北陸に」「寿司を食べたい」「金沢に行くから合わせて富山も」といったシニア層や、何気に台湾・香港(雪が物珍しい&東京や北海道より近い)の観光客を狙うことになるはずなのですが、なかなかド真ん中を射る施策の考案は難しいですね。金沢は総じて成功事例だろうと思います。