中間選挙の勝者が共和・民主両党でなくトランプ大統領だった理由
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注目のコメント
"中間選挙の結果、共和党は「反グローバル化」でまとまりやすくなったが、民主党内は「親グローバル化」と「反グローバル化」の対立が解消されていないということだ。"
前回ヒラリーがトランプに負けたのは党の問題もありますが、ヒラリーが嫌われすぎていたこともあったはず。今回の中間選挙で民主党が勝てなかったのは反グローバリズムが想像以上に国民に支持されていることに民主党が明確な手を当てていないことなんでしょうね。私は、アメリカ国民も含めて勝者なき中間選挙だったと思います。
意見が対立するのはいいと思うし、論争も闊達であるべきだけれども、分断やき裂をそのままにしておくことは、長期的には絶対に良くないことだと思っています。右派vs左派/親グローバル派vs反グローバル派の4象限とのこと。日本は親グローバル右派の安倍政権と、反グローバル左派の野党、という大まかな図式でしょうか。
昨今の外国人労働者受入(いわゆる移民受入)の議論を見ると、野党にも少数ながら親グローバル左派がいる印象ですが、野党主流派は反グローバル左派(反米感情が大きいため親中派にも見える)なのでしょう。
日本の無党派層=浮動票は、国際競争激化の中での日本の地位低下や経済的地盤沈下を一番恐れているように見えます。テレビでも、外国から賞賛される日本を扱う番組が多く、世界の中のスゴイ日本を自画自賛したい気分が大きい。
経済メインでグローバルに日本の地位向上を願うなら、左右はともかく、親グローバル派の政策に共感をしやすいでしょう。
そうすると無党派層は親グローバル派を支持するので、親グローバル右派の安倍政権が案外根強い(親グローバル中道派のマジョリティによる安倍政権の消極的支持が多い)という現状に当てはまる気がします。この図式はシンプルで良いですね。
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