先月リリースされたユーザベースグループの新サービス、起業家とサポーターがつながるライブアプリ「ami」。
平日12時から毎日起業家がライブ配信を行い、10月に登場した起業家は総勢22名。全44本のライブ配信の書き起こしで、「起業のリアル」をお届けします。
10月のamiライブに新進気鋭の起業家22名が登場した。
時にはライブ参加者からの質問に答えながら、「解決したい課題」、「起業後の大きな失敗」、「実現を目指す未来のイメージ」などを語ってもらった。
想いが伝わる言葉を選びながらゆっくりと。伝えたいことが止まらず笑顔にあふれながら早口に。
格好悪いことも自身の言葉でオープンに語る起業家達の魅力を多くの人に伝えたい。それが共感につながり、彼らの挑戦を応援する人が少しでも増えるとうれしい。
起業家の数だけストーリーがある。少しでもあなたの中に共感が生まれれば、ぜひamiの中でサポーターになって欲しい。それはきっと、あなた自身のストーリーにつながっていく。
ライブ中の印象的な言葉を取り上げて起業家を紹介する。その言葉の下に、ライブの書き起こしへのリンクがあるので、ぜひ「起業のリアル」に触れて欲しい。
Holmes:クラウド契約サービス
「これはいける!と思ってずっと開発してて、いざローンチのときに全然いけなかった。全然売れないんですよね」
「契約書文化については、大企業がイエスと言わないと変わらないと思っているので、しっかり大企業にまず導入していただいて、そこから社会全体の流れを変えていきたい」
weeeks:短期ルームシェアで、日常に非日常体験を
「非日常体験が連続すると日常になってしまって、効率化を求めるとweeeksは最適じゃないんです」
「予想もしなかった人との出会いっていうのが、意外と人生をよくしていくきっかけになったりとかすると思うんです」
『人と人とが出会って人生が変わる瞬間』っていうのを間近で見るっていうのが一番楽しいし、うれしいって思います」
academist:研究者の研究資金を集めるクラウドファンディング
「世の中で分かってないことって研究者の数以上にありまして。それはつまり、まだまだ人類が理解できないことってたくさんあるんだなって」
「渋谷に歩いている方に『今、推しの研究者いますか』って尋ねたときに、『最近モヅル熱いよね』みたいな、そういう会話が起こる世界観をつくっていけるといい」
Moly:防犯メディア・防犯サービス
「どうやってビジネスしよう?誰がお金出すの?みたいな感じになってて、誰もやってない」
「データ分析によって、『次にこの辺りでこういうことが起きそう』とか、『そこから何を気をつけるべきなのか』といった、犯罪や事件のメカニズムを紐解いていくことができるようになります」
フラミンゴ:語学学習マッチングサービス
「自分がこのミッションのように心から実現したいという強い思いが、多文化実現に対してのほうが、心が熱くなるというか、ワクワクするのがすごい強かった」
「スタートアップというのは、今amiさんもそうだと思うんですけども、本当に新しいことを作っていくというワクワク感とかスピード感を、やっぱり体験したい」
GLIT:AI転職マッチングアプリ
「僕、父親が小1のときに亡くなっていて、やっぱり人生かけてやりたいテーマっていうのに向き合いたいなと思っていて。
それを成し遂げるためには、経営者になって、世の中に名前を残したいみたいな思いがあります。極端な話、いつ死ぬか分からないので、やり切ったよねっていう人生で終わりたい」
fuku:先行研究のデータベース化で実験を最小に
「自分は獣医学科で、動物救いますよっていう、約束のもとで、たくさん動物を実験に使ったりとか実習に使ったりしていたんですよね。
それなのにちゃんと卒業もしてないし、当然獣医師免許も取ってないし、獣医師として動物を救っているわけでもない。
なので、そこで使った分は、それに値するものをちゃんと返していかなきゃいけないなっていう思いがある」
justInCase:スマホファーストな少額保険サービス
「人がやってないことをやる、人がやってることをやったらあかんわと。
誰もやってないことはないんですけど、周りにやってる人がいたら絶対負けてしまうし、負けてしまうとワクワクしないじゃないですか」
「長期的な目標はやっぱり人生の中で一番クリティカルな事象って、人が死んじゃうことなので、やっぱり死なないようにしたい」
Hicustomer:カスタマーサクセスマネジメント
「世の中のビジネスの流れがどんどんサブスクに向かっている。いかに長く使ってもらうかというところに対して、多くの企業が努力していかないといけない」
「僕はビジョンは後からついてくる派です。こういう課題を持っているお客さんに対してこういうプロダクトを提供したいというところを突き詰めていく。結果、それが世の中をどう変えていくんだっけっていうビジョンがある程度見えてくる」
LCAT:仕事と介護の両立支援システム
「介護っていう問題にエモさだけでぶつかっていくんじゃなくて、データと一緒にそこの問題を解決することを今後やってみたいです」
「介護の質をちゃんと担保する、みんながいい生活をあきらめなくていいような選択肢があるはずなんで、それが見えるようにしたい」
Resily:法人向けクラウドOKRサービス
「OKRを使うと、参画しているメンバーが自分が戦略つくって、価値をつくっているという実感を持つことができるようになる。それを社会で実現したい」
「どう一緒に文化をつくっていくか、事業の価値観をどう広めていくか、誰が必要か、そういうディスカッションを濃くできなかった。そういうストレスもあって、共同創業者が辞めてしまったんです」
AMI:プロフォトグラファーのデータベース及び撮影マッチングサービス
「1つは、自分がやれる得意領域。2つ目は、マーケットのチャンス。
3つ目はやっぱり、やっていく中で皆さんしんどい思いとかたくさんすると思うんですけども、その中で、やっぱり自分がやっていきたいっていう意志のところはすごく大きいかな」
「自分が与えられているっていうことに対してすごくありがたいなと思っている」
#あおいろのかくめい:持続可能なエコヴィレッジ
「自然の循環っていうものを暮らしの中に取り入れてデザインしていくっていうことが、すごく安心感もあるし、可能性もあるなっていうふうに感じて」
「人と自然がもっと共生して、共に生きていける世界になったらいいなという願い」
「生き方が共通してるっていうのはすごく幸せなこと」
「僕ら自身が楽しんでないと意味ないよねっていうのがすごく強くあって」
JOINS :地方×大都市 人材シェアリングサービス
「仕事の選択肢が他にないと感じ、今の居場所がなくなるのが怖くて、自分の本当の感情を押し殺していたと後から気づきました。自分の人生を生きていなかった」
「こんなに素敵な場所で、こんなに歴史も文化も自然も技術もあって素晴らしい事業なのに、人材不足により、事業もニッポンの大切なものも失われていく」
Vook:映像制作者のためのプラットフォーム
「YouTuberもそうですし、ライブ配信もそうですし、企業の映像とかPR映像とかも自分たちでつくる時代がくる」
「映像をつくる人がどんどん今増えていて、しかもiPhoneで4Kの映像が撮れたりするので、iPhoneなどで撮影した映像をそのまま編集して世に出していくっていうのこれからスタンダードになっていく」
One Nova:「消費者」と「生産者」が直接つながる透明なパンツ
「世の中に正しいとか間違いってそんなに決めつけることできないよねって思ったのがきっかけ」
「『オーガニックだから』、『メイドインジャパンだから』ではなくて、そのつくってる人たちがどういう想いを持っているのかっていう、『想い』ベースでつくってます」
Onepair:10分ビデオチャットで働くきっかけをつくる転職アプリ
「やっぱり働くっていうことは誰しもやるものだと思うので、それを少しでもよくしていきたいなと思っています。
いやいや働いたりとかするのではなくて、いきいきとワクワク働ける世界、社会、会社を増やしていきながら、その会社で働いていく人も増やしていく。そういう世界観をどんどんつくっていきたい」
dinii:ランチのファストパスアプリ
「楽しいことができる環境や、やりたいことができる環境。僕の場合は仲間と一緒に課題を解決するということがやりたかったので、それができる環境であればどこでもいいと思っています」
「多分僕らが一番得意とするところは、どんな状況でも死なないというところなので。死なないように、本当に諦めずに頑張ります」
うちゅう/SAgri:「うちゅうにむちゅうになれる宇宙教育プラットフォーム:うちゅう」と「宇宙データと連携した農業支援プラットフォーム:SAgri」

「今までの教師の人って『教える』っていうことが当たり前化してるし、正解があるところですけど、僕たちは教えるじゃなくて、ファシリテートをしながら子供たち自体が自分で答えをつくり出していくような環境づくりをしていこうと思っています」
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起業家たちに共通していたことは、ただ1つ。
「自分たちの想いに共感してくれて一緒に走ってくれる仲間がほしい。」
未来は起業家ひとりだけではつくれない。
ami:起業家とサポーターがつながるライブアプリ
「起業家や会社の人全体でできることって限界があるけど、そこに外部の人が、そういうサービスいいよね、その世界いいよねみたいに思ってくれれば、サポートしてもらって挑戦がどんどん加速していく」
「私が今、サービスをつくって挑戦できているのも、身近にユーザベースの創業者の梅田や新野がいたから、できんじゃね?みたいに思ったから」
amiライブには、等身大の起業家たちの魅力を少しでも伝えたいという想いが込められている。
起業家の数だけストーリーがある。