【告白】ゲーム収益「半減」のGREE、中国のニコ動と結婚する

2018/10/31
遂にGREEが、「スマホゲームの次」を見出したということなのか。
10月30日、スマホゲームを手がけるGREEと、「中国版ニコニコ動画」とも呼ばれるビリビリが業務提携を締結した。
ビリビリといえば、中国で飛ぶ鳥を落とす勢いの動画プラットフォームだ。今年3月には、米ナスダック市場に上場を果たしている。
一方、GREEは収益規模としてはビリビリより“格上”だが、主力のゲーム事業の売上高が全盛期からおよそ半減しており、次の収益の柱を見いだせずにいる。
そんなビリビリとGREEが手を組んだのだから、GREEが急成長中のビリビリに「力を借りよう」という話かと思いきや、意外にも会見からは、ビリビリ側の“本気度”も垣間見えた。
というのも、表舞台には滅多に姿を見せることがないという、ビリビリの陳睿(チェン・ルイ)CEOその人が、直々に来日して登壇。
半年の準備期間を経て“結婚”に至った、グリーの田中良和会長(左)とビリビリの陳睿CEO(右)
「ビリビリとGREEは、半年の準備期間を経てようやく『結婚』できた。両社はそれぞれ自国で成功を収めているが、お互い短所もあるので、うまく補い合ってさらに飛躍したい」
そう力説したのである。
NewsPicks編集部は、本プロジェクトの中核を担うGREEの幹部2名を直撃。両社が“結婚”に至った経緯とは。果たしてGREEは、国内のスマホゲーム依存から脱却できるのか。

かつて挫折した、中国ゲーム市場

──この提携はいつから動き出したのですか。